Monument Valley Navajo Tribal Park
モニュメントバレー ナバホ族公園

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Monument Valley

モニュメントバレーは,ユタ州とアリゾナ州の州境にあり,ネイティブアメリカンであるナバホ族の公園です.正式にはMonument Valley Navajo Tribal Parkといいます.メサmesaやビュートbutteと呼ばれる変わった岩がたくさんあります.オフロードツアーでは,大変変化に富んだ地形を楽しむことができます.泊まったGoulding's Lodgeの半日ツアーで回ってきました.Goulding's Lodgeはモニュメントバレーの中にある唯一のロッジで,ロッジの部屋からモニュメントバレーを見ることができます.シーズン中は大変混雑するそうですが,行ったのが2月末だったので,料金も安く,結構空き部屋があったようです.

アリゾナ側のKayentaから入ったので,有名なユタ州のMexican Hat側からのUS163号線の向こうにモニュメントバレーが見える光景は見ることができませんでした.行った時には,そのことは知らなかったので,どこで見られるのだろうと思ってました.アリゾナ側から入ると,結構いきなりモニュメントバレーが現れます.州境のあたりがモニュメントバレーなのですが,US163を挟んで,ロッジは左,モニュメントバレーロッジです.ツアーの予約をしていたので,ビジターセンターの方へは行かず,ロッジのほうへ向かいました.ロッジは高台にあり,とても見晴らしがいいです.ロッジを開いた,Gouldingさんはこの場所に住んでネイティブアメリカンのナバホNavajo族の人と交易をしていました.ええとこ住んでいたなぁ...

ツアーはナバホのガイドで,車はドッジDodgeの四駆の巨大なバンで行きました.カナダ人の方と2組でのツアーでした.モニュメントバレーの中は,全てオフロードでした.道路は,一部とても細かい砂で,フカフカな部分もあり,素人が運転するとスタックしてしまうかもと思うところも.もちろんそんな所はツアーでなかったら入れないのですが.夏場はモニュメントバレーの中は,混雑し,渋滞になることもあるそうです.前の車が巻き上げる砂ぼこりで,後の車は大変だそうです.シーズンオフだと,こういうメリットもあるんだなぁ.

ツアーが始まってまもなく,モニュメントバレーの入口の土産物屋に止まりました.ネイティブの人の伝統工芸品がほとんどですが,短時間に選ぶことができず,とりあえずパスしました.次にビジターセンター到着し,しばらく撮影タイム.写真で見たことのある3つの岩が並ぶ景色ですが,めちゃめちゃスケールが大きいです.遠くに雪をかぶった山々,手前に準平原が広がり,どーんと3つのビュートが並んでいます.おまけに,2つのビュートは,手の形.しかも,右手と左手.よくもこんなにうまくできたもんだ.あぁ,これだけ出来た甲斐があったなーって思ってしまいました.ビジターセンターでは,記念コインを作って,とりあえず自分用のお土産を確保.

ビジターセンターから車で下へ降り,ビュートの側を通過しました.想像以上の高さに,またびっくり.ツアー中は,次々と景色が大きく変わります.細長い塔のような岩,岩に空いた大穴,太陽の傾きにより刻々と変わる岩の色,砂丘,砂紋など飽きることがありません.私には,グランドキャニオンより,変化に富んでいて面白いと感じました.途中,ホーガンHoganという,ナバホの家を紹介してくれたり,家の中で織物を織っている様子も見せてくれました.

モニュメントバレーもグランドキャニオン同様に,日の出,日の入時が一番美しいといわれています.残念ながら,日没時には雲が出てきてみることができず,次の日も曇りでした.ツアー中,晴れていてくれたので,それだけでも十分楽しむことができましたが,また行って見てみたいです.

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